購入価格 ¥4800(ラージ¥7900)
#芋煮戦争
人々はなぜ争いの螺旋から抜けだせないのか?
この季節東北地方を吹き荒れる芋煮会をめぐる戦火は年々激化の一途をたどり、山形内陸牛肉醤油派 対 山形庄内・宮城連合豚肉味噌派の争いに新興勢力塩味派も参戦し、まさに混乱の極みであった。
「おまえの鍋、豚汁~!」「おまえの鍋はうすいすき焼きもどき~!」「カレー粉いれるぞ!」「なべっこ遠足はお帰りください」「みそ味だけど醤油もいれます」「鶏肉醤油?魚だ…と?」
国境線である笹谷峠は火の海と化していた。
山形村山地方旗艦「初代鍋太郎」
平成元年進水。直径約5.6m深さ約1.5m総重量2tの威容を誇る超大型戦術鍋である。鍋太郎の登場は今までの芋煮戦争のあり方を根本から変えることとなり、豚肉味噌派に『黒鉄の悪魔』と呼ばれることになる。
豚肉味噌派の決死の反攻作戦により竜骨部に深いダメージを負った初代鍋太郎であったが、3年間の戦闘データをもとにさらなる超級大鍋が建造されているとは夢にも思わなかったであろう。
超級大鍋旗艦『二代目鍋太郎』
平成4年進水。直径6m総重量3.2t。いちどきに芋煮約3万食を供給可能なまさに『日本一の芋煮鍋』である。
二代目鍋太郎はまさに無敵であった。平成4年から平成30年までの27年間の長きにわたる戦乱の世をまさに鬼神の如く戦い抜いた。ときは流れ、元号が平成から令和へと移り変わるまでただの一回も負けることが無かったのである。
超弩級戦略兵器芋煮大鍋『三代目鍋太郎』
令和の新時代に轟くその威容は、直径6.5m深さ1.6m総重量3.5tという戦術兵器の枠にあてはまらぬまさに戦略兵器と呼ぶべきのものであった。
一時は豚肉味噌派の包囲作戦により山形盆地まで追いやられていた牛肉醤油派であったが、鍋太郎の圧倒的火力により戦線を笹谷峠まで押し戻すことに成功したのである。
しかしながら慢心しない山形村山地方は大艦巨砲主義に陥ることなく、同じ里芋醤油味の「のっぺい汁」をもつ盟友である新潟燕に超小型強行偵察用機動火器の開発を依頼した。
ネイチャーストーブの完成である。
*おおっと* 閑話休題
というわけで、おひとりさま芋煮会をしてきました
ネイチャーストーブにはノーマルとラージがありますが、私が所持しているのは旧型のラージです
新型のラージはゴトクがごつくなっていてかさばるので、自転車にはノーマルタイプがいいかなと思います
キャンプツーリングでの火器はガスかエスビットのような固形燃料かアルコールストーブが主流だと思いますが、焚火はキャンプでの最高の娯楽ですし、燃料は拾うので無料だし、芋煮会は木の燃えるにおいがしないとダメなので、火器としてのネイチャーストーブおすすめです
エントツ効果でよく燃えるので、もえがらもほぼなく後片付けもらくちんです
焼きマシュマロや火遊びなど、わが家では使用頻度がなかなか高い道具でした