Twitter民長老「勇者ヨ!旅立チノ時ダ!」
…カシコマリ…(アヤツラモ…連レテ行ッテヤルカ…)
こうしてランドヌール宮城の「BRM713女川龍飛1000」に参加した4人だが、いよいよ出発の時を迎えようとしていた!
すごいことに気づいた方がいたのじゃが
…ナンダ?…
わしらは『女川龍飛ウルトラフラット1000』に参加したはずじゃろ
思わずフラッとなるほどの厳しいコースだからフラットと付いた噂があります!通称『フラット詐欺』!
それがブルベ中わしらが走っている間に変わっていたらしいのじゃ
なにそれうけるんですけどー!
…批判ヨケ…デハナイヨウニ…思エル…
わしもそう思う。意図はわからんが、こんな渾身のジョークはなかなかお目にかかれないぞ。大好きじゃランドヌール宮城!
(追記 タイトル変更にとくに深い意味はないそうです)
- 1 どこから来たのかごくろうさんね た~いむぼか~ん どこへ行くのかおつかれさんね た~いむぼか~ん
- 2 チビッコロボットすけっとに ドロンボーたちをけちらそう
- 3 追え追えヒストリー 歴史のアトサキ
- 4 空を海を山を越え 時を越え
1 どこから来たのかごくろうさんね た~いむぼか~ん どこへ行くのかおつかれさんね た~いむぼか~ん
2019.7.13 スタート地点 女川駅前 累計0㎞
知り合いの美人ランドヌーズさんが通過チェック1で離脱すると聞いて、参加者同士の協力は禁止されていないことをいいことに、ひっぱるだけひっぱってもらおうというせこい作戦です。
スタートしてしばらく、北上川沿いでこんな大きな応援看板が!これは嬉しい!
2019.7.13 12:30 累計60㎞
北上川沿いの道を飛ばして飛ばして、60㎞地点の通過チェック『セブンイレブン登米東和町米谷店』 1.5時間くらいは貯金ができています。
残念ながら引っぱってくれたランドヌーズさんとはここでお別れ。
私なんかより、はるかに今回の1000㎞ブルベにかける思いが強かった彼女。どうしても都合がつかなくなってしまい、ここでDNFとなってしまいました。その無念さはいかほどのものでしょう。
思わず涙腺が緩む(ように見えた)彼女の思いも担いで、国道398号をひた走ります。
(DNF:Did not finish リタイヤの意味)
2 チビッコロボットすけっとに ドロンボーたちをけちらそう
今回の超々距離ブルベに対する秘策その1
固定式チコリンパフ(ゲルタイプ)
バーテープの下にもFizikのBAR-GELを仕込んでいるのですが
体幹の弱い私ではこれだけでは足りないのは明白。
今まではチコリンパフ(北の大地のランドヌーズがあみだした、100均の化粧用パフをグローブの下にしこむワザ)を併用していたのですが
ゲル状の化粧パフをハンドルにくくりつけたら楽ちんかなと
絶望的に見た目がアレですが、これが実にいいクッション。つまりナイスクッション。
手に対するダメージが非常に少なくなって、400㎞でも痺れていた私の手ですが、最後まで痺れることなく終了しました。
しかしどんどん位置がずれてきたので、固定方法にもう一考必要なようです。
なお、力を加えていると中身が染み出してきて真っ黒になるので、バーテープの下には仕込まない方がいいようです。
今回の超々距離ブルベに対する秘策その2
ゆるふわーくすさんのフードポーチ前置きサポート
本来はフロントバックをつけたかったのですが、ライトとどうしても干渉するため、ゆるふわーくすさんのフードポーチ前置きサポートを利用して、フードポーチを3個つけてみました。
うち一つに補給食を詰めたボトルをさしています。背中のポケットやフレームバックなどより、食べ物は目の前に置いたほうが人はこまめに口に運ぶようです。
今回の超々距離ブルベに対する秘策その3
オリジナルステッカー
疲労の貯まるブルベ後半には、自分の推しキャラが目の届くところにあると疲労軽減に効果があるようです。
ステッカーのおかげで「ブログ読んでいます!」なんて話しかけられたりしちゃいました。しかも二人も ぬふふ。
とくにキューシートホルダーに貼るのはチラチラいつでも見れるのでおすすめです。
3 追え追えヒストリー 歴史のアトサキ
序盤の400㎞はもともと独立したブルベのコースにもなっており、サブタイトルを『北上川を遡れ』とついていました。
その名のとおり延々と北上川をさかのぼります。ああ、日が傾いてきた…。
2019.7.13 19:30 累計198㎞
急に都会じみてきたと思ったら、PC1の『セブンイレブン盛岡南仙北一丁目店』が見えてきました。貯金3.5時間です
ここではランドヌール宮城スタッフのじょいさんがお出迎えしてくれました。写真を一枚お願いしてパシャリ。
元気なふりをしていますが、さすがに200㎞近く走った後はやや疲労の色が見えますね。
じょいさんに「行ってきます!」とあいさつして、コースに戻ります。
雄大な北上川も200㎞以上遡上してくれば、だんだんとかわいらしい川になってきました。
2019.7.13 22:30 累計245㎞
通過チェック『御堂観音』 貯金3.5時間
こちらの御堂観音の境内内の『弓弭の泉 ゆはずのいずみ』が北上川の源泉といわれています。
弓弭の泉伝説
平安時代天喜5年6月、源頼義、義家父子率いる朝廷軍はこの地方の豪族・安倍氏を討つため軍を率い、北へと進軍していましたが打続く炎暑に兵馬とも疲弊し、士気も上がりませんでした。源義家はふと思い立ったように、小高くて周囲が見渡せる山(一説では岩手町水堀の鞍掛山)へ登ると遥か前方に巨大な杉の木を見つけ、お祈りしました。一説によると義家が天に向かい矢を放つと、普通では考えられないくらい矢は飛び、大杉の根元に刺さったともいわれています。
源義家は森の中へと兵を進め、矢の刺さった大杉の根元を手にしていた弓弭(弓のつるをかける先端部分)で突くと、にわかに清水が湧き出てきました。兵馬ともごくごくと清水を飲みついにはみな生き返ったように元気になり、安倍氏を討ち、のちに「前九年の役」と言われる長く続いた戦乱を鎮圧したといわれています。
義家が「弓弭」で掘って湧き出た清水は「弓弭の泉」として人々からあがめられ、今も涸れることなく御堂観音の地に静かに湧き出で、北上川の源として悠久の北上の流れとなっています。
(いわてまちホームページより)
しまったー。水飲めばよかったー!!ごくごく飲んだら生き返ってたのか―(´ω`)
泉の水を飲まなかった私はヘロヘロになりながら先へ進むのでした。
4 空を海を山を越え 時を越え
さて北上川の源流にもたどり着いたところですが、今度は太平洋を目指して北北東へ進路をとります。
国道4号に出て基本下り基調になったのはいいのですが、アスファルトが荒れまくりでハンドルがガタガタ、いつリム打ちパンクするのかと気が気でありません。
国道4号線キャノンボールとかどこかで見かけたことがありますが、この道路の路面状況だけでも難易度は跳ねあがりそうですね。
2019.7.14 01:20 累計283㎞
通過チェック『ファミリーマート二戸堀野店』 貯金3.5時間
日付をまたいで、夜の山道をひた走り、二戸まで辿り着きました。しかしながらまったく眠気がこないので、もうちょっと進んでみます。
問題は、霧がずいぶん出てきて、アイウェアをたびたび拭かねばならなくて、視界不良なことです。
アニマルアタックが怖い!
2019.7.14 03:30
なかなかおもむきのあるバス停を発見。
座り心地など試してみたいところであるが、いまいちフィットしなそうだったので、先に進みます。
2019.7.14 03:40
こちらのバス停はもっと高級感が漂うな!
演歌歌手のポスターがたいへんいい味を出しています。バスも来ないでしょうから、ちょっと腰を落ち着かせてゴロンと休憩させてもらうことにします。
(一日目終わり…続く)